書籍「片づけの解剖図鑑」を読んだ感想

2017年2月28日

こんにちは。古田建設Web担当の古田由美子です。
今回は書籍のレビューをいたします。

今回読んだ本は「片づけの解剖図鑑」 著者:鈴木 信弘 です。
(出版社:エクスナレッジ)


前回レビューを書いた「住まいの解剖図鑑」はとても読みやすい1冊でした。
その続編にあたる本書もきっと読みやすく
これから新築やリフォームを考えている方の参考になるのでは
と思い選びました。

内容の紹介
「家はどのようにつくっておけば散らかりにくいか」という
住宅設計の基本となる収納の知恵や工夫がテーマに沿って書かれています。
テーマは部屋(玄関、リビングなど)や片づける物(ゴミ置き場や衣類など)
によって26通りに分かれています。

印象に残ったところ
洗濯物の章で「部屋を少し広げて室内干し場をつくる」
という提案が印象に残っています。
洗濯という家事は「干す」と「たたむ」の間に
「いったん部屋の中に取り込む」という動作があります。
取り込んでおく場所を作っておかないと
ソファやベットの上に洗濯物が山積みになりがち。
洗面・脱衣室や寝室の壁を600㎜広げるだけで
洗濯物が「美しく」吊るせるようになるという提案です。
洗濯物が乾きにくい冬場には特に室内干し場は重宝します。
我が家でも子供部屋に突っ張り棒を設置して室内干しをしています。
ただ、つっぱっているだけなので洗濯物の重みで
少しずつ下にずれてくるのです。
著者のように室内干し場を想定していれば
初めから大工さんにポールをつけてもらったんですけどね・・・。

おわりに
「住まいの解剖図鑑」と同様に
・住宅設計を学ぶ学生
・これから自宅を新築、もしくはリフォームされる方
におすすめの本だと思います。
テレビや雑誌で紹介されるような
「絵になる暮らしがしたい」とお考えの方は特に
部屋ごと、シーンごとにモノの居場所を設定するという
著者の設計におけるルールが参考になるかと思います。
本書を読んでおけば我が家のように
「大工さんにつけてもらえばよかった!」と思うことが
1つでも減らせるかもしれませんよ。

本の詳細はコチラ